「海や川の事故は〝118番〟」―。尾鷲海上保安部は16日、御浜町立御浜小学校で安全指導を実施。巡視艇みえかぜの原田尚紀船長らが2、4、6年生へ、海や川で遊ぶ際の注意点を伝えた。
地域の小中学校は20日から夏休みがスタートし、水遊びに出かける機会が多くなる。海や川でのレジャーは楽しい一方、危険も潜んでいる。そのため、尾鷲海保は地域の学校で指導を行い、子どもたちに命を守るための方法などを説明している。
命を守ってもらいたいこととして、児童は①一人で行かずに大人と一緒に行くこと②溺れている人がいても一人で助けに行かず周りの人に助けを呼ぶこと―を学習。溺れている人には泳いで近くにいくとしがみつかれて一緒に溺れてしまう可能性があるため、原田さんは、ブイやペットボトルなど浮力があるものを投げてあげてほしいと促した。
その後、児童はペットボトルを抱えて浮く方法を実践したり、救命胴衣を着て有用性を確認したりした。
最後に原田さんは、「海や川にごみを捨てずきれいにしましょう。海上保安部には女性の保安官も大勢います、将来、みなさんが仲間になってくれるのを期待しています」と呼びかけた。