土曜日開催で人出予想 安全で満足の大会に 熊野大花火関係機関代表者会議

 8月17日(土)の熊野大花火大会を円滑、無事に行うための関係機関代表者会議が12日、熊野市井戸町の労働福祉会館で開かれた。当日の交通規制や大会規模、体制などを確認し、事故防止策など活発に意見を交換した。

 市や県、国交省、熊野署、市消防本部、JR熊野市駅、三重交通など関係機関代表者ら約30人が出席。大会本部長の河上敢二市長は「今年は土曜日の開催。平成25年の土曜日開催の観客は20万人。熊野大花火は西日本ではナンバーワンの評価を受ける花火大会。土曜日に開催できれば20万人近くの観客が来られると思っています。まずは安全の確保を図ったうえで観客の皆さんに満足いただける大会にしたい。これまで以上のご理解、ご協力を賜りますようお願いします」と挨拶した。

 熊野署の奥山幸伸署長も土曜日開催と古道20周年により、過去にない人出が予想されているとし「県警本部はじめ県下から多数の応援を得て万全の体制で臨む準備を進めている。雑踏等に起因する事件事故の防止、適正な交通対策による安全と円滑の確保、地震・津波等災害発生時の的確な広報と避難誘導、各種テロ及び危険物対策の徹底を図りたい」と連携を呼びかけた。

 続いて、市から今年の大会概要について説明があった。それによると、今年の財政規模は花火費、事務費を含め総額約1億1400万円。台船2隻や木本港防波堤(ケーソン)からの打ち上げ、海上自爆、三尺玉海上自爆、鬼ヶ城大仕掛けなど全体で16プログラムの予定。豪華客船は飛鳥Ⅱ、にっぽん丸、ダイアモンド・プリンセスの3隻が停泊する。大会予備日は8月18(日)、22(木)、28日(水)。

 有料浜席はネット販売が終了。有料堤防席も264人分の席に1600人の申込みがあるという。団体席も旅行会社を中心にバス1台分の目安を40席として受付している。

 駐車場は合計5580台(予備日は18日が5580台、22、28日は5130台)を確保。障がい者専用駐車場を道の駅熊野・花の窟に60台分設ける。観光バスは7月12日時点で162台の事前予約がある。

 学生ボランティア「イビューサ」は約160人が8月14~19日にかけて大会運営に協力。県職員や木本高校の生徒8人を含め、全体でのボランティアは200人になる見込み。浜割りは8月13日(火)午前6時から行い、場所取りは同日午後5時に一斉解禁する。

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