全国大会3位を報告 高校での全国制覇を決意 尾呂志学園中高田碧君が町長表敬

 「第50回沼尻直杯全国中学生レスリング選手権大会」が8・9の両日、茨城県水戸市のアダストリアみとで開催され、新宮ジュニアレスリング所属で御浜町立尾呂志学園中学校3年の高田碧君が男子62㌔級で銅メダルを獲得した。24日、高田君が大畑覚町長と本誠一教育長を表敬訪問し、結果を報告した。

 男子62㌔級には全国から54人が出場。シードで参加した高田君は順調に勝ち進み、準決勝では優勝候補とされる齋藤巧将選手(日本大学ジュニアレスリングクラブ・中3)と対決。「昨年も負けている相手なので勝ちたかった」と意気込むも、2ラウンド目開始35秒、10ポイント差をつけられて敗れた。3位決定戦は行われず、準決勝で敗退した2人が揃って3位という結果になった。

 優勝を狙って出場したが、惜しくも3位に終わった。「ポイント差ほどの力の差は感じなかった。もう少しやれたはず」と回想し、次戦でのリベンジに燃える。次の大会は早くもこの日曜日(30日)に控えており、「目標は優勝」、高田君はそう闘志を秘める。高校でもレスリングは続ける意向で、小学校3年生以来の全国優勝を目指す。

 報告を受けて大畑町長は、立派な成績に目を細め、「全国には想像以上に強い選手がいる。勝った喜びと負けた悔しさを味わったことはこれからのレスリング人生に生きる。さらに上を目指して」。本教育長は高田君の「努力の成果が結果に表れたと思う」と声をかけるとともに、レスリングで世界や全国を相手に活躍を続ける兄2人(煕さん、勇さん)を引き合いに出し、「あなたもきっとお兄ちゃんたちのようになれる」と期待を寄せた。

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