有馬町出身の畑中佐祐里さん 堂々の世界2位に輝く アートメイクの大会で快挙

 熊野市有馬町出身で現在、日本有数の著名人御用達のアートメイククリニック(東京・表参道)に勤務する畑中佐祐里さん(29)がこのほど、最新技術である眉毛アートメイクの仕上がりの美しさを競う大会で日本一に輝き、世界大会でも準優勝に輝く快挙を達成。関係者の祝福を受けている。

 畑中さんは有馬町の畑中歯科医院・畑中保宏歯科医師の次女。アートメイクとは、皮膚の浅い部分(表皮)に安全な色素を着色していく施術で、汗や水でも落ちない「メイク」のこと。日本では医療行為として定められており、医師、もしくは医師の指導を受けた看護師のみ、施術することができる。最新の眉毛アートメイクは、専用の刃を使って一本一本、本物の毛が生えているような繊細な線を眉毛部分に施すことが可能で、すっぴんでも美しい眉毛を仕上げることができるという。

 社会人になって看護師としてオペ室で勤務した後、美容クリニックに転職し、大好きな美容の世界に飛び込んだ畑中さん。最高峰の技術を身に着けるべくハワイ在住のトップアーティストの下で学び、厳しい指導と幾多の壁を乗り越えて成長。帰国後は現在のクリニックに勤務し、国内外から訪れる顧客の施術を担当すると毎日満席になる人気ぶりで、そんな中でも現状に満足せず国内外の講習を受けて技術の研鑽に励んできた。

 そして今年3月に開かれた大会で優勝して世界大会の切符を獲得。アートメイクの本場・ヨーロッパの世界大会では各国の1位と技術を競い、最終の仕上がりの美しさを競った。言葉の壁はもちろん、流行や骨格、毛質も違う本場での大会とあり緊張したという畑中さん。しかし、日本で普段から提供している技術が認められて2位となり、それ以上に新たな刺激を受けるなど得るものも多かったという。

 畑中さんは「コロナ禍真っ只中に技術を学ぶべくハワイへ行き、特に最初の1年間はこれまでにないくらい苦しい日々でした。そんな中いつも応援してくれた家族や周りの方みんなに感謝の気持ちでいっぱいです。今月中に現在のクリニックを退職し、今後はフリーランスのアートメイクアーティストとして活動をし、東京や大阪をメインに地元の熊野でも出張施術も行っていく予定です。眉だけでなくリップ等もできますので、興味のある方はインスタグラムをフォローしていただき、お気軽にDMをお寄せください」と話していた。

 なお、畑中さんのインスタグラムアカウントは@lor_sayuriだが、今後クリニックの退職に伴いアカウント名が変わるため、予約用のLINE@を開設。その友達登録がおススメとのこと。QRコードは次の通り。

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