昨年の雪辱を果たして ママさんバレー「レインボウ」 県予選優勝で全国出場

 御浜町スポーツ協会所属のママさんバレーボールチーム「レインボウ」が5月19日に安濃中央総合公園内体育館で開かれた「全国ママさんバレーボール春季大会三重県予選」で優勝し、全国大会への切符を手にした。今月3日、同チームの松口由紀キャプテンらメンバー4人が大畑覚町長と本誠一教育長を表敬訪問。激励を受け、全国での奮闘を誓った。

 ママさんバレーは一般的な6人制ではなく9人制で、ネットの高さも成人女子の2・24㍍より低い2㍍5㌢に設定されている。このほか、ポジションはローテーションで変わらないなど独自のルールがある。「全国ママさんバレーボール連盟」の参加条件は25歳以上(Vリーグ経験者は35歳以上)の女性で、経験の有無は問うていない。しかし、競技人口の減少から今大会については独身でも25歳以上から出場可能になるなど出場条件が緩和されている。

 昭和50年ごろに創設された「レインボウ」は、2022年の冬季予選大会で初優勝して全国大会に出場。そのほか数々の大会で結果を残している県内屈指の強豪。現在の部員は20~50代の18人で、毎週水曜日の夜に御浜中学校体育館で練習している。

 春季大会は県内の20チームが参加し、トーナメント方式で熱戦を繰り広げた。「レインボウ」は牟婁地区代表で参戦。1年前の大会は初戦敗退という悔しい結果に終わったが、今年は若手の加入やたくさんの応援に背中を押され、決勝の陵成(桑員代表)を2―1で破るなど計5戦を勝ち抜いて見事優勝を果たした。

 今回、松口キャプテン、大井和美さん、森本美香さん、松尾とも子さんが大畑町長らを表敬訪問した。8月1~4日に滋賀県大津市の滋賀ダイハツアリーナで開催される「全国ママさんバレーボール大会」を前に、松口キャプテンは「私たちだけの力ではなく、沢山の人に力をもらい優勝できました。家族や仲間たちの協力に感謝し、全国大会も頑張りたい」と意気込むと、大畑町長は「これまでの努力が実を結んだ結果。三重県を代表し、慢心することなく闘ってほしい」、本教育長は「私が中学校の校長をしていた時、県内でも地域間で力の差を感じていたが、南牟婁のチームが県大会で優勝したことは素晴らしい。全国大会では楽しんで、まずは1勝を目指して」とそれぞれ激励のメッセージを伝えた。

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