児童の146作品幻想的に 紀宝ほたる灯ろう展に1千人

 紀宝町大里、ふるさと資料館前広場で1日夜、「ほたる灯ろう展」が開かれた。町内の小学生が描いた146作品の灯ろうに明かりが灯り、約1千人(主催者発表)の来場者が幻想的な光景を楽しみながら、ホタルや環境問題への理解を深めた。

 ホタルの飛び交う美しい町になることを願い「ほたるを守る会」(蔵本一範会長)が主催。開会挨拶に続き、地元の子どもらでつくる「ほたる夢太鼓」が『飛べ!空に!』の曲で息の合ったばちさばきを披露し、イベントの開始を告げた。

 引き続き、優秀作品を表彰。ホタルを題材にした○×クイズも行われ盛り上がった。

 ステージ前に広場ではスタッフが灯ろう一つひとつに点火。夜の帳が完全に降りる頃には、灯ろうにホタルの絵が浮かび上がった。訪れた人たちは子どもたちの作品をじっくり鑑賞し、ホタルが飛び交う自然豊かな故郷への思いを馳せていた。入賞者は次の皆さん。

 ▼ほたるを守る会会長賞=玉置秋花(相野谷小2)

 ▼紀宝町長賞=奥地心晴(井田小6)

 ▼商工会青年部長賞=米地穂乃花(神内小4)

 ▼ほたるを守る会学年賞▽1年生の部=玉置善汰朗(相野谷小)▼▽2年生の部=小西大惺(成川小)▽3年生の部=西尾奏多(神内小)▽4年生の部=福山結子(鵜殿小)▽5年生の部=南海心(井田小)▽6年生の部=久保蓮奈(井田小)

 ▼商工会青年部学年賞▽1年生の部=山本梛仁(相野谷小)▽2年生の部=三隅温斗(相野谷小)▽3年生の部=前田恵(成川小)▽4年生の部=大黒璃奈(鵜殿小)▽5年生の部=大峪雅楽(相野谷小)▽6年生の部=奥村大雅(井田小)

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