熊野市議会は17日、令和6年5月臨時議会を開き、議長に濱重明氏(60歳、無所属、5期目)、副同に松田唯氏(49歳、無所属、2期目)を選んだ。
議長選挙は無記名投票で行われた。投票総数12票の内、有効投票11票で濱氏が9票、岩本育久氏が2票という結果となった。
濱氏は3度目の議長。「改めて責任の重さを痛感しています。議員の皆様のご協力をいただきながら円滑公正な議会運営を行います」と述べ、人口減少対策や議会改革に尽力する考えを示し「議員間討議をより活発に行うことが市民の信頼を得ることに繋がる」と協力を呼びかけた。
副議長選挙は松田唯議員が立候補の意思を見せた。有効投票12票で松田氏が満票で選出された。松田氏は産業教育常任委員長、議会運営委員長など歴任。初の副議長となった松田氏は「今後は議長を補佐するとともに皆様のご協力、ご指導をいただきながら職責を全うしたい」と述べた。
議案では税条例の一部改正に関する専決処分2件、マイナンバーの利用及び情報連携などに係る「熊野市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例案」を承認。市監査委員に畑中新子議員を選任することに同意した。また、紀南病院組合議会議員、紀南介護保険広域連合議会議員、東紀州環境施設組合議会議員、三重県後期高齢者医療広域連合議会議員のそれぞれの選挙が行われた。