熊野路の険しい山岳地帯などで体力の限界を競う自転車ロードレース「TOUR de 熊野(ツール・ド・くまの)」=角口賀敏実行委員長=の第2ステージが11日、熊野市有馬町の市防災公園を発着点に熊野市と御浜町の熊野山岳コースで開かれた。NPO法人「SPORTS PRODUCE熊野」主催。
今大会にはマレーシアやフランス、トルコなど海外6チーム、国内では新宮市の株式会社キナンがメインスポンサーのプロチーム「キナンレーシングチーム」やチーム右京など11チームがエントリー。注目選手も多く、初日の「古座川清流周回コース」からハイレベルな戦いが繰り広げられた。
11日は市防災公園でセレモニーが行われ、鈴木英敬衆議院議員、大西浩文熊野市副市長や大畑覚御浜町長、萬浪紳語紀宝町副町長らが選手たちを激励。選手たちが防災公園からくまのParadise付近の約1・4㌔をパレード走行した。この後、パレードを終えた選手たちが本格的にスタートした。
選手たちは風伝トンネルから丸山千枚田、西山郵便局、平谷交差点、赤木城駐車場、田平子峠を巡るコースを3周して防災公園へ戻る107・7㌔を力走。アップダウンの激しい屈指の難コースで競った。コース沿いでは多くの地元住民が声援を送り、選手たちを後押ししていた。
大会は12日に太地町での「太地半島周回コース」でフィナーレを迎える。