熊野市と御浜、紀宝町の14小学校で18・19の両日、それぞれ卒業式が行われ、卒業生たちが誇らしげに巣立ちの時を迎えた。
熊野市五郷小学校(濱野修二校長)は18日に卒業式を挙行。在校生や教員、保護者の拍手に迎えられ卒業生が入場した。国歌、校歌斉唱に続き濱野校長が卒業生の奥田凜、倉前仁朗、森岡峻徳さんに卒業証書を授与した。
濱野校長は「卒業おめでとう。1つの学級の中で下の学年から上の学年へ。また上の学年から下の学年へ、皆さんはこの6年間で重ねてきた経験は複式学級でこそ。AIの発達で20年後には今ある職業の6割が無くなると言われる中、そのような時代を生き抜くには創造する力が必要。皆さんはその力をつける可能性にあふれている。卒業証書の番号から皆さんの先輩は3041人。この校舎での卒業式は最後だが、五郷小にはこれだけの歴史があるということを胸に刻んでほしい。将来の夢に向かって今何をすべきか具体的に考え実行してください」と式辞。倉本勝也教育長と大橋秀行市議が祝福の言葉を述べ、在校生の惜別の言葉を受けて、卒業生が6年間の思い出を振り返って両親や先生への感謝を述べ「わが母校、五郷小ありがとう」と別れを告げた。
19日は熊野市の新鹿、木本、井戸、有馬、金山、飛鳥、入鹿小学校、御浜町の御浜、神志山、阿田和小学校、紀宝町の井田、神内、相野谷小学校でそれぞれ卒業式が行われた。
各小学校では、卒業生たちが6年間通った学校との別れを惜しむよう。校長先生から卒業証書を受け取り、立派に成長した姿を見せていた。また、在校生たちも式を彩る花や飾りを用意するなど、先輩たちの晴れの日を祝福していた。