中学生ソフトテニスの「第1回美(うま)し国三重市町代表対抗大会」が2月3日と10日に桑名市の輪中ドームで初開催され、女子の部で有馬中と矢渕中の選手でつくる熊野市・南牟婁郡チーム(鬼海祐子監督、川上元也コーチ)が優勝。11日、有馬中ソフトテニス部顧問の川上コーチと松田元校長、有馬中の田中結乃、大威璃々、西咲藍、福田たみさんが熊野市役所を表敬訪問し、河上敢二市長と倉本勝也教育長に大会結果を報告した。
中学の部活動改革で学校から地域クラブへの移行が進む中、各市町のソフトテニスの発展と振興、生徒たちの技術向上を目指した新たな目標となる大会として、初めて開催された。各地区選抜の1チーム3ペアによる対抗戦で、12支部から男女各14チームが参加し、トーナメントで争った。
熊野南郡からは秋の新人戦で上位に入ったペアから選抜。いずれも有馬中2年の田中・大威ペア、西・福田ペアと矢渕中1年の山城明瑳・濵仲彩乃ペアの6人が大会に臨み、1回戦で三泗に2―1、2回戦で鈴鹿Aに2―0、準決勝で伊賀に2―0、決勝で亀山に2―0で勝ち、初開催の大会で優勝を決めた。
報告を受けた河上市長は「公式戦の県№1は大したもので、素晴らしい結果。今後もぜひ頑張って」と祝福と激励の言葉。主将を務める田中さんは「第1回目の大会で優勝できたのは嬉しい。この勢いで、夏の中学総体では1ペアでも多く東海大会、全国大会へ出場できるよう、これからも練習を頑張りたい」と意気込みを新たにした。