成長した姿で母校巣立つ 熊野市の3中学校で卒業式

 熊野市の木本、有馬、飛鳥中学校で8日、それぞれ卒業式が挙行された。生徒たちが在校生や教員、保護者らに3年間の中学校生活で大きく成長した姿を見せ、母校を巣立った。

 木本中学校では下古谷克典校長が卒業生43人に卒業証書を授与し、さらなる飛躍を期待しはなむけの言葉。この後、卒業記念品授与や在校生からの送辞に続き、卒業生が中学校生活の楽しかった思い出を振り返り答辞を述べた。最後は生徒や在校生、教員全員で式歌『旅立ちの日に』、3年生が『拝啓15の君へ』を斉唱し、式典を終えた。

 有馬中学校では在校生や保護者、教員、地域の人たちの拍手に迎えられ、卒業生53人が入場。国歌、校歌斉唱に続き、松田元校長が一人ひとりに卒業証書を手渡し激励した。卒業生を代表し岩口和樹さんが3年間を振り返り、在校生へのエールや周囲への感謝など心を込めた答辞。卒業生が温かい拍手に送られて多くの思い出を胸に学び舎を旅立った。

 飛鳥中学校では今年度、北本結衣、鬼頭明徳利、小山誓絆さんの3人が晴れて卒業の日を迎えた。佐藤卓哉校長は式辞で夢を追うことの素晴らしさを話し「皆さんは飛鳥中の3年生として頑張る姿を見せてくれました。今、この瞬間もとても素晴らしい。皆さんを誇りに思います」とエールを送った。大きく成長した子どもたちの姿に、保護者らも目頭を熱くしていた。

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