南牟婁郡卓球協会(畑野忠生会長)の「第9回杉井杯争奪卓球大会」が23日、御浜町の紀南高校体育館で開かれ、小学生から一般まで24団体約140人が熱戦を展開。同校出身で大会の看板になっている日鉄物流ブレザーズ卓球部監督の杉井孝至さんや日本リーグトップ選手による講習会も行われた。
大会は平成23年9月の紀伊半島大水害からの復興支援などを目的にスタートした。復興が進んだことから近年は地域の卓球レベルの向上を主な目的としている。熊野市・南牟婁郡をはじめ和歌山、愛知県などから参加があった。
開会式では畑野会長が、御浜中の全国大会出場など郷土勢の活躍を喜び、参加者に「この講習会で技術を学び、今後に活かして」と挨拶。同高校の辻孝明校長も祝辞を述べた。
杉井孝至さんは「最後の一球まで優勝を目指して。怪我のないよう十分に体をケアして、日頃の練習成果を発揮し、価値ある素晴らしい大会に」と選手たちを激励した。
続いて、日鉄ブレイザーズで22・23年度後期日本リーグ優勝メンバーの松下海輝、一ノ瀬拓巳選手が模範試合を披露。紀南高校卓球部の舛屋龍之介主将や髙田侑宇、長尾優月さんも胸を借りた。
この後、大会がスタート。試合の合間には講習会も行われ、参加者が一流選手から多くを学んだ。上位入賞者は次の皆さん。
▼一般男子シングルス①佐野丈二(百五銀行)②野呂裕也(Force)③田辺孝弘(チーム358)、上野怜士(和歌山商業)
▼一般女子シングルス女子①梶原麻那(Force)②中本和(御浜TC)③長尾優月(紀南高校)、舛屋めい(同)
▼中学生男子シングルス①舛屋海翔(御浜中)②門田一輝(Force)③松本鉄平(御浜中)、間下仁朗(同)
▼中学生女子シングルス①大仲絢心(Force)②柴田彩衣(同)③尾﨑未采(阿田和中)、里中心愛(紀北クラブ)
▼小学生男子シングルス①入谷奏斗(鵜殿卓球スポーツ少年団)②池上晴斗(御浜TC)③尾畑快音(同)、木戸地蒼真(鵜殿卓球スポーツ少年団)
▼小学生女子シングルス①大仲結心(Force)②東咲希(同紀北クラブ③間下花梨(御浜TC)、藪中響姫(同