御浜町内小中学校の学校規模適正化について、これまでの協議を通じて「小学校を大規模・小規模の1校ずつ、中学校を大規模・小規模の1校ずつ、合わせて計4校に統合する」という基本的な方向性が示されている。その場合は子どもたちの通学距離を考慮してスクールバスを運行する見込み。防災面や現行の校舎の老朽化を考慮して新校舎の建設を予定しているが、それまでの期間、安全な既存校舎に一時移転するか、現存校舎を継続使用するかといった課題が挙がっている。町は今後も保護者アンケートや説明会等を行い、具体案を煮詰めていき、令和6年度内に「御浜町学校規模適正化計画(仮称)」の策定を目指す。
計画の大きな部分である学校規模について、教育委員会は①規模の大きい学校として「御浜・阿田和・神志山の3小学校、阿田和・御浜の2中学校をそれぞれ統合する」②規模の小さな学校として「既存の尾呂志学園(小中併設校)を継続使用する」―という具体案を示している。尾呂志学園については、平成14年に建築され老朽化の課題が少ないことや、少人数教育が進んでいること、他地区から通学する児童生徒が多いこと、大きな学校に合わなかった子どもが尾呂志学園での学びを求めていることなどを考慮した。