熊野市、御浜町、紀宝町の各教育委員会へ25日、2024シーズンからメジャーリーグ・ロサンゼルスドジャースに移籍する大谷翔平選手から寄贈されたグローブが到着。木本小学校の畑中祥司校長が早速箱の中を確認し、「3学期の始業式に子どもたちへお披露目して、大切に使ってもらいたい」と、この上ないクリスマスプレゼントに笑顔を見せた。
今年11月、日本のすべての小学校2万校に寄贈すると発表したグローブ。ニューバランス製の非売品で、大谷選手が使用するモデルをジュニア用にデザインしたもの。右利き用2つと左利き用1つの計3つで、右利き用の1つは低学年用と思われる一回り小さいデザインとなっている。
また、グローブの小指の部分には大谷選手のサインが印字されているほか、大谷選手からの「野球しようぜ!」とのメッセージを添えたカードも。同封の手紙には「私はこのグローブが、私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルになることを望んでいます。それは、野球こそが私が充実した人生を送る機会を与えてくれたスポーツだからです。このグローブを学校でお互いに共有し、野球を楽しんでもらうために、私からのこの個人的なメッセージを学校の生徒たちに伝えて頂ければ幸いです」との言葉も添えられている。
畑中校長は「軽くて、低学年児にも使えそう。大谷選手は日ごろの行いから、何から何までお手本になる方で、野球をやっている子はもちろん、野球に馴染みがない子にとってもスーパースター。この特別なグローブを励みにして、夢や目標を持ち、誠実に夢の実現へ頑張ってもらいたい」と感謝した。