災害時に危険な場所は? 御浜小防災の視点で街歩き 紀南高校の生徒と一緒に

 「災害時に危険な場所はどこだろう?」―。御浜町立御浜小学校は14日、県立紀南高校の生徒会や有志の生徒12人と一緒に防災タウンウォッチングを実施した。6年生34人がグループごとに分かれて校区内を歩き、災害時に避難行動をする際に危険となる場所を見つけたらメモし、地図に書き込み情報共有。後日、町学校防災アドバイザーで三重大学の川口淳准教授を迎えて防災マップ作りを行う。

 南海トラフを震源とした大規模な地震津波などに備え、学校現場で防災意識を高めることや、有事の際、マニュアル通りに動くのでなく、状況を見て自己判断できる力を身に付けてもらうことが目的。

 6班に分かれた児童生徒は、海抜約33㍍の地点にある御浜小学校を出発。①下市木コース②市木郵便局コース③上市木コース④御浜柑橘コース⑤御浜中コース⑥KBコース―をそれぞれ歩き、地域を歩きながら揺れで落ちたり、倒れたり、移動してきたりして危険と思われる物や場所、火を消す道具は周囲にあるか、店や公衆電話など役に立ちそうなものはないかなどをチェック。見つけたポイントや特筆事項などをメモしたり写真を撮ったり、それがどの場所か分かるように地図上に記録したりしていった。また、道中にあるブロック塀にも注目し、どれぐらいの高さなのか、もろくて崩れそうかなどしっかり確かめた。

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