自慢の農産物がズラリ 御浜町で農産物大品評会 梓川との関係強化にも意欲

 御浜町、伊勢農業協同組合、紀南漁業協同組合による「令和5年度御浜町農産物大品評会」が5日、同町阿田和のJA伊勢農業団地センターで開かれた。会場には町内農家が丹精込めて育てたみかん、ダイコン、白菜などの農産物がズラリ並び、厳正な審査を経て生産者11人が表彰された。

 新型コロナウイルスによる影響で4年ぶりの開催。品評会では「みかん部門」「米部門」「野菜・果物部門」に100人以上が出品。みかん部門は糖度・酸度のバランスを厳しくチェックして入賞者が選定された。

 イベントでは御浜町が友好親善提携を結んでいる長野県松本市梓川との提携30周年記念セレモニーも行われた。御浜町の市木木綿、梓川の松本押絵を交換。大畑覚町長は提携以前に交流が始まった35年前を振り返り、「これから40、50年と明るい未来に向けて互いに発展していけるように」、松本市の加藤忠彦・梓川地区まちづくり協議会長は「今後も交流をさらに深め、次世代に引き継がれていけるように」と祝辞を述べ、友好関係の強化に意欲を見せた。

 会場にはキッチンカーや梓川産リンゴジュース試飲コーナーなども設けられたほか、梓川ブースも非常に好評。オトメリンゴやシナノゴールドなど11品種のりんごが販売され、用意していた1㌔ほどの詰め合わせ500袋があっという間に売り切れた。

 阿田和交流会の獅子舞、阿田和民謡教室による『みはま音頭』の披露を経て、イベントは餅・菓子まきで盛大に締めくくられた。

 品評会での入賞者は次の通り(カッコ内の数字は糖度と酸度)。

【みかん部門】

▼御浜町長賞=西敏勝(12・8/0・73)

▼御浜町議会議長賞=株式会社オレンジアグリ(11・9/0・66)

▼三重県熊野農林事務所長賞=瀬古来(12・3/0・63)

▼三重県農業研究所長賞=山本善幸(12・1/0・70)

▼伊勢農業協同組合長賞=小中益三(10・8/0・79)

▼有限会社御浜柑橘社長賞=北裏績(12・8/0・0・79)

▼丸安奥田柑橘出荷組合長賞=尾川淳(11・2/0・0・68)

【米部門】

▼御浜町長賞=和田修

▼伊勢農業協同組合長賞=小雅子

【野菜・果物部門】

▼御浜町長賞=西健次(サトイモ)

▼伊勢農業協同組合長賞=小陽一(柿)

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