神輿も元気良く練り歩く 尾呂志神社4年ぶり秋の例大祭通常斎行

 御浜町川瀬の尾呂志神社(山東美晴宮司、山田勝敏、山中裕一、芝﨑好規総代)で10月29日、秋季例大祭が斎行された。4年ぶりに通常開催となり、子どもたちによって担がれた神輿が元気よく地域を練り歩いた。

 ここ3年間は新型コロナウイルス感染症の影響により、神輿や餅まきなどを中止し、神社役員や川瀬、栗須、上野、下地の区長らで神事のみとなっていた。今年はコロナが5類に移行されたこともあり、通常通り祭典を執り行った。

 午前8時ごろ、境内に尾呂志学園の子どもたちや尾呂志地区出身の親子らが続々と境内に集合。同20分ごろから山東宮司により神輿神移しの儀の神事が営まれた。

 神社を出発した神輿は多くの子どもたちに牽引されたり担がれたりしながら威勢良く町内へ。「わっしょい、わっしょい」と賑やかな声が響いた。

 例大祭の神事は午後0時30分から営まれ、山東宮司が地域の安寧などを祈願し大祓の儀を行い、祝詞を奏上した。景品付き輪投げコーナーなどの出店や餅まきも復活し、歓声が上がった。

 総代の山田さんは「コロナの頃は神輿などが出来ず寂しかったが、久しぶりに活気が戻りありがたい」と、境内に響く子どもたちのにぎやかな声に目を細めていた。

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