文化庁による舞台芸術等総合支援事業(学校巡回公演)として24日、御浜町立阿田和中学校でTEAMパフォーマンスラボによる「ミラクルイリュージョンサーカス」が公演された。マジックやジャグリングといった定番のものから、会場中央に設置された輪っか(リング)を使った空中パフォーマンス「エアリアル」といったものまで幅広い演目が披露され、会場を奇跡の芸術空間に彩った。
この事業は、子どもたちが優れた舞台芸術を観賞する機会を得ることにより、発想力やコミュニケーション能力の育成、将来の芸術家育成のほか、国民の芸術観賞能力の向上につなげることを目的に実施されている。
TEAMパフォーマンスラボは2006年、「世界中の子どもたちに笑顔を届けるスマイルクリエーターであり続けたい」という理念を掲げ、サーカスアーティスト、クラウン(道化師)、マジシャン、俳優、音楽家、歌のお姉さん、ものまね芸人などが集まった総合エンターテイメント集団として旗揚げ。参加メンバーはシルク・ドゥ・ソレイユ、木下サーカス出身者など、国内外で活躍する一流のパフォーマーが集まっており、現在は劇場、学校、イベントなど年間約1000公演を実施している。
定番のマジックで開幕し、続くジャグリングには生徒も参加。「エアリアル」では幻想的な音楽が流れる中、会場中央にスポットライトが照らされ、女性パフォーマーが優雅に空中を舞った。