1万5000人が食べて飲んで楽しむ 4年ぶり紀宝みなとフェスティバル

 紀宝町最大のイベント「第17回紀宝みなとフェスティバル」が22日、4年ぶりに鵜殿港で開催。町内外から約1万5000人(主催者発表)が訪れ、食べて飲んで楽しんだ。

 「見る・遊ぶ・食べる・買う」をテーマにしたイベントで、毎回さまざまな芸能人をゲストに招いている。今年はANZEN漫才、テツandトモ、ミラクルひかるさんが登場し、ネタやモノマネで会場を盛り上げた。特設ステージでは地元の和太鼓、ダンスグループなどが出演して盛り上げた。

 会場に設置された「食べる」「体験」「物産・バザー」「ゲーム・PR」「フリーマーケット」といった43団体が出店した各コーナーはいずれも盛況。紀宝町が姉妹町提携を結んでいる石川県中能登町、地域間交流を行っている青森県藤崎町からも出店があり、中能登町のテントでは特産の古代米やスイーツなどが並び、藤崎町のブースでは本場のリンゴが販売された。

 4年ぶりの開催を天気も祝福。快晴となったこの日は午前9時30分からの開始にかかわらず、30分前にはすでに各コーナーのオープンを待った行列もいたるところで見られた。藤崎町のリンゴにも長蛇の列ができ、イベント開始の合図と同時に飛ぶように売れていった。

 町内から訪れた家族は「コロナの規制があって、ここ数年はイベントがあったとしてもなかなか大手を振って騒げなかったが、今年は家族や仲間といっぱい食べて騒げる。たくさんの人の活気でこちらも元気をもらえる」と話していた。

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