秋の全国交通安全運動(21日から30日)期間中の24日、熊野市木本町の鬼ヶ城センターで「交通安全フェスタin鬼ヶ城」が開かれた。熊野警察署一日署長に委嘱を受けた日本クラウン専属歌手、紀の川良子さんらが観光客に安全運転などを呼びかけた。
紀の川さんは地元でのテレビ出演などマルチタレントとして活躍。熊野署で一日署長の委嘱式があり、奥山幸伸署長が紀の川さんに委嘱状やタスキを手渡した。
鬼ヶ城センターでの交通安全フェスタには紀の川一日署長や奥山署長はじめ熊野地区交通安全協会の岩本崇会長、署員、市職員らが参加。ご当地キャラクターの「にいひめちゃん」や「ひめじい」も啓発活動に協力した。
紀の川さんらは続々と訪れる観光客に啓発物品を配布。訪れた人たちが紀の川さんや「にいひめちゃん」と記念撮影し、嬉しそうにしていた。
また、会場では白バイやパトカーの展示も行われ、子どもたちが警察車両に乗せてもらい笑顔。バイク用エアバッグや、飲酒ゴーグルを使用した擬似体験も行われた。
紀の川さんは「以前にも一日署長をやらせていただいたことがあり、改めて光栄な良い経験をさせていただいた。交通事故は危険の前に油断があることを肝に銘じ、交通ルールの遵守や自分の運転を過信しないことを自分にも言い聞かせながら啓発しました」と話していた。