御浜町の御浜小学校(矢賀睦都恵校長)で14日、車椅子ツインバスケットボールチーム「三重フロンティアズ」を招いて車椅子バスケ観戦が行われた。児童が実際に車椅子に乗ってシュートなども体験した。
子どもたちにスポーツの凄さや素晴らしさを見せたいという思いから、御浜町社会福祉協議会の協力を得て実現。三重フロンティアズから熊野市在住の森岡寛佳さんらメンバー3人と、三重県障がい者スポーツ支援センターの職員らが御浜小を訪れた。
全校児童を前に、三重フロンティアズの選手が車椅子ツインバスケットボールについて説明。この競技は足だけでなく手にも障がいがある人でも参加できるよう考案されたスポーツ。その名の通り、通常の高さのゴールに加え、もう一つ低いゴールを使用。選手によってどちらのゴールを狙うかが決まっている。
選手たちは実際に車椅子ツインバスケットボールのドリブルやパス、シュートを披露。ゴールが決まると子どもたちから歓声や拍手が沸き起こった。また、車椅子バスケットで使用する車椅子の特徴として、回転しやすいようにタイヤが斜めについていることなども紹介された。
この後、3~5年生児童がスポーツ用の車椅子を体験。手で車輪を操作し、その場で回転したりダッシュしたりした。シュートにも挑戦し、児童たちはスポーツの楽しさを体感していた。