熊野大花火大会実行委員会は20日午後に会議を開き、22日（火）に予定していた熊野大花火大会を29日（火）に再延期することを決めた。
同実行委員会によると、熊野大花火大会は熊野灘を打ち上げ会場としており、開催に当たっては当日の天候はもとより、波の影響を大きく受ける。実行委員会では19日に会場設営の浜割りを行い、20日には木本奉仕委員会の協力で鬼ヶ城大仕掛けを設置するなど、大会実施に向け鋭意努力してきた。
しかし、21日から23日にかけて海上の波が高くなる見込みで、海上の打ち上げ場所となる台船の設置が困難に。実際、熊野に向けて県内から出港していた台船が高波のため、途中で引き返すほどすでに沖合は荒れ模様になっているという。
台船の設置や、船上での花火作業が安全に行えないことから、22日の開催は極めて難しいとの結論に至った。鬼ヶ城に設置した花火の火薬などは夕方に急遽回収した。実行委員会では「大会直前での再度延期の告知となり、誠に申し訳ございません。ご協賛を頂きましたスポンサーの皆さまをはじめ、楽しみにされていた観覧者の皆様、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけいたしますこと、心より深くお詫び申し上げます。何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます」と話している。
