熊野市二木島町出身で、元人気ロックバンド「クールス」のピッピこと、水口晴幸さんが企画、主催した音楽イベント「Ａ―ＫＵＭＡＮＯ ＭＥＥＴＩＮＧ Ｖｏｌ．６」が29日、磯崎町の井内浦農村公園で開催され、全国各地から大勢のファンやバイカー、音楽愛好者らが訪れた。
水口さんが９年前に「全国ではバイク仲間らが数百人、数千人集まる野外イベントがたくさんあり、それをやっている町は活性化している。熊野市でも開催し、郷土の活性化につながれば」と開催。熊野市のこの時期の恒例イベントに定着した。
この日は絶好の晴天に恵まれ、朝から遠くは九州をはじめ、四国、大阪、名古屋、静岡、東京、千葉、富山、金沢などから車とバイク約２００台が井内浦に集結。目の前に海が広がるロケーションに感動していた。
会場には全国各地の飲食店やアクセサリー店が軒を並べ盛況だった。ステージでは全国のライブハウスで活躍する人気バンドら７組が続々と演奏。パワフルなステージに観客から大きな歓声を浴びた。熊野市からはダンスグループ「Ｍ’ｓ」が出演し、躍動感あふれるヒップホップダンスで会場を盛り上げた。
最後は水口さん率いる「水口晴幸ｗｉｔｈ Ｔｈｅ Ｗｏｒｋｉｎｇ Ｃｌａｓｓ Ｒｏｃｋ ‘n’ Ｒｏｌｌ Ｂａｎｄ」が登場すると、観客は前に乗り出し大興奮。水口さんのしびれるサウンドに、身を乗り出して踊る光景も見られ、最後まで大盛り上がりだった。
水口さんは「来年は地元熊野の人たちも来てもらえるようにしたい。これからも郷土のためにこのイベントを続けたいのでよろしくな！」と話していた。
