令和5年度紀宝町サマースクールが21日にスタートし、町内の小学生が5会場で勉強している。同日、会場のひとつである成川小学校で開校式があり、西章教育長が子どもたちを激励した。
長期休業中、児童一人ひとりに応じた個別支援を行うことにより学習に対する意欲を高めてもらい学力の向上を図る取り組みで、今年で9年目。サマースクールでは、工作や実験などを除く夏休みの宿題や、自学ノートに教科書・ドリルの問題を復習したり、自分で用意した学習教材に取り組んだりする。本年度は町内の全小学生の45・4%にあたる223人(成川33人、鵜殿78人、井田57人、神内25人、相野谷30人)が参加し、町内5小学校に分かれて学力向上に打ち込む。
学習する内容は、日頃の学習の基礎・基本を中心に、各自がやりたいものを持ってきて取り組む。夏休みの宿題や苦手な科目のドリルを持ってくる児童が多く、指導する教育委員会の職員らのサポートを受けながら集中して学力向上に打ち込んだ。
開校式で西教育長は、日ごろから熱心に勉強に取り組む様子を見ているとし、「サマースクール何をやるのか自分で決めますが、やることが終わったら次にどうするのか、調べものをするのか興味のあることを決めて伸ばしていって」と呼びかけた。
サマースクールは、8月25日までの土日祝日や盆期間を除いた期間のうち20日間実施される。