熊野市の河上敢二市長は2日、井戸町の文化交流センターで定例記者会見を実施。4年ぶりの開催となる熊野大花火大会について「たくさんの人に来ていただけるのではと期待している。皆さんに楽しんでいただけるよう準備をしていきたい」と述べた。
6月議会には低所得の子育て世帯を対象とする「子育て世帯生活支援特別給付金事業」や全市民にレインボー商品券1万円分を支給する「物価高騰対策生活者・事業者支援商品券支給事業」など3億5137万3000円の増とし、総額134億9335万5000円とする補正予算案などを上程する。国の事業として住民税非課税世帯への3万円支給、ひとり親世帯に子ども1人2万円を支給するものも含まれ、レインボー商品券支給は7月上旬を予定しているという。
コロナの影響については、市内の事業者では「影響なし」が非常に増えており、「悪化」とする事業者が減ってきた。集客施設では売り上げベースで8割程度まで、スポーツ宿泊ではほぼ元に戻っている。
熊野大花火大会は従来同様の規模での開催へ向け準備を進めているが、詳細はまだこれから。三尺玉海上自爆や鬼ヶ城大仕掛けも予定しており「昨年11月に3度花火を打ち上げ、テレビ中継もあったからか『非常にきれいな花火だった』と反響が大きかったので、たくさんの人に来ていただけるのではと期待している。詳細はこれからだが、我々としては安全に開催をして、皆さんに楽しんでいただけるよう準備をしていきたい」と意気込んだ。
今夏は国際交流の取り組みも予定しており、7月13日~16日にイタリア・ソレント市から児童10人のホームステイを、8月下旬にはブラジル・バストス市の公式訪問団を受け入れる予定。このうち、バストス市とは姉妹都市提携50周年を記念して、これからの両市にふさわしい交流のあり方に関する調印式や歓迎夕食会などを予定している。
会見では6月2日にオープンした駅前商業施設の「はつこ食堂/ゲストハウスはつこ宿」も紹介。「バイク系ユーチューバーとして活躍されており、プレオープンでは直前の告知にもかかわらず3日間で100人を超える来客があった。非常に高い情報発信力で熊野市のPRを行っていただいており、店舗としても大いに成功されることを期待している」とした。