令和5年春の全国交通安全運動がスタートした11日、紀宝署(森阪剛士署長)の出発式が御浜町中央公民館の駐車場で行われた。南牟婁郡交通安全対策協議会(会長=大畑覚御浜町長)、紀宝地区交通安全協会(出口康一会長)、この日「自転車安全教育モデル校」に指定された御浜中学校(小林信校長)ら関係団体が一堂に会し、交通事故撲滅へ意欲を燃やした。
例年は4月の初旬に実施されるが、今年は統一地方選挙が実施されたため1ヵ月遅らせた。公務の大畑会長に代わって御浜町の林源次郎副町長が挨拶。日ごろの交通安全活動への感謝を伝えるとともに「交通事故のない安心安全な地域の実現のためさらなる対策が必要」と呼びかけた。森阪署長は県内で交通事故が増加していることに警鐘を鳴らし、「朝、元気に出ていった家族が辛い目に遭わないよう呼びかけていきたい」と述べた。続いて、御浜中交通委員会の竹鼻璃子委員長と西爽杏副委員長が並び、「交通ルールを守っていきます」と宣言した。
この後、署員らが白バイやパトカーに乗り込み出動。地域をまわって運動への理解と協力を呼びかけていった。