NPO法人「SPORTS PRODUCE熊野」は6月3(土)、4(日)両日、熊野路のけわしい山岳地帯などで体力の限界を競う自転車ロードレース「TOUR de 熊野(ツール・ド・くまの)2023」を開催する。今年は3日に第1ステージ「熊野山岳コース」、4日に第2ステージ「太地半島」で昨年までと編成を変更して行う。
同法人によると、昨年まで第1ステージが設けられた赤木川清流コースをカット。これまで以上に登坂の比重アップとスピードに満ちたレース展開が期待できる構成とした。全2ステージの総走行距離は208・8㌔。従来通り、UCI(国際自転車競技連合)公認2・2クラスのステージレースとして実施する。
「ツール・ド・熊野」は1ステージ減ることになるが、入れ替わる形で新たなUCI公認国際レース「Kozagawa―City International Road Race(古座川シティ・インターナショナルロードレース、通称・古座川国際ロードレース)」を6月2日(金)に、同法人運営のもとで行う。一枚岩など国内有数のジオスポットを有し、奥熊野である和歌山県古座川町内をめぐるワンデーレース。昨年は国内レースイベントとして催したが、今年からは晴れてUCI公認1・2クラスの国際大会へ。こちらも起伏に富んだルートを採用し、135・8㌔で競う。
これらを受け、両レースを合わせた国際ロードレースフェスティバル「熊野INTERNATIONAL ROAD RACE フェスタ」も立ち上げる。同法人では「フェスタ初日を古座川で。翌日以降はツール・ド・熊野で。地域住民、さらには国内外のロードレースファンに愛されるフェスになるよう努めます。両レースの出場チームは同じとすることを基本としながらも、それぞれのコース特性やチーム力を生かした展開になることが見込まれます。2大会とも活躍するチーム・選手は同じとは限らず、主催者としては日替わりでヒーローが生まれることが大いに期待できると考えています」とPRしている。出場チームは予定は次の通り。
キナンレーシングチーム(JPN)、トレンガヌ ポリゴン・サイクリングチーム(MAS)、JCLチーム右京(JPN)、宇都宮ブリッツェン(JPN)、EFエデュケーション・NIPPOディヴェロップメントチーム(USA)、シマノレーシング(JPN)、マトリックスパワータグ(JPN)、愛三工業レーシングチーム(JPN)、ゴー・フォア・ゴールド・フィリピン(PHI)、チーム ブリヂストンサイクリング(JPN)、LXサイクリングチーム(KOR)、ユニバース・サイクリングチーム(NED)、キャッシュ×パークップ(AUS)、ヴィクトワール広島(JPN)、さいたま那須サンブレイブ(JPN)、レバンテフジ静岡(JPN)、スパークルおおいたレーシングチーム(JPN)、VC福岡(JPN)