ピカピカの1年生に 熊野市南郡 16小学校で入学式

 熊野市・南牟婁郡の各小学校で7日、入学式が挙行された。ピカピカの小学1年生が保護者に手をひかれ、嬉しそうに登校する光景が見られた。

 この日、入学式があったのは熊野市の木本、井戸、有馬、金山、飛鳥、五郷、入鹿小、新鹿小中と、御浜町の御浜、阿田和、神志山小、紀宝町の鵜殿、成川、井田、神内、相野谷小の合計16校。新鹿は中学校の入学式も同時に行われた。

 熊野市・南郡の小学校で最も新入児数が多い熊野市金山小学校では、6年生が新入児の手を引いて入場。昨年、在校生はZoomにより各教室で入学式を見守ったが、今年は全校児童が体育館で新入生を歓迎した。1年生たちは担任の先生から名前を呼ばれると、元気良く「ハイッ」と返事していた。

 山上校長は1年生たちの入学を許可し「金山小の桜は皆さんを待っていたかの様に満開です。1年生から6年生まで皆で入学式をお祝いできることをとても嬉しく思っています」と歓迎。校歌にある清き心、強き体を話し「1年生の皆さんに早速してほしいことがあります。それは自分から気持ちの良い挨拶をしましょう。困ったときは先生や友だちに相談してください。この一年で皆さんが大きく成長することを楽しみにしています」とお祝いの言葉を述べた。

 新鹿小では中学校の入学式も同時に行われた。新鹿小の新1年生は西野滉紀さん1人。少し緊張した様子の西野さんを、教員や上級生たちが「西野君の入学を待っていました」と暖かく歓迎していた。

 入学式は雨模様となったが、各学校で新入児らが元気よく登校。式や説明が終了した後は、保護者らが校門などをバックに記念撮影。晴れの入学を迎えた我が子の姿に感激していた。

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