春休みが終わり、6日は紀南地方の各小中学校で新学期がスタートした。1学年進級した児童生徒が気持ちも新たに登校。小学校の通学路では、警察や交通安全協会、防犯ボランティアなどによる見守り活動が行われ、雨の中、児童たちと「おはようございます」の挨拶がかわされた。
熊野市木本小学校では、新任の畑中祥司校長と莊司ちひろ教諭が児童たちにあいさつ。畑中校長は「進級」「努力」「仲間」「いのち」の4つの言葉を掲げ「今日から1学年上がりました。勉強や運動、色々な行事を頑張ろう。自分も自分以外の仲間も思いやりをもって大切にしてください。また、交通事故に遭わないよう十分気をつけましょう」と呼びかけ、各クラスの担任発表や入学式の準備、大掃除などを行い、児童たちは新たなスタートにやる気をみなぎらせていた。
また、今年は統一地方選挙に伴い、春の全国交通安全運動が5月に実施されることから、熊野署と熊野地区交通安全協会、熊野市が連携し、新入学児童等を対象とした街頭指導を実施した。金山小学校では通学路の横断歩道に関係者が立ち、見守りや横断方法等の交通ルールの周知活動を展開。奥山幸伸署長の姿もあり、熊野署員からは登校する児童たちに反射材が配布された。
熊野地区交通安全協会では、新入学児童等を対象とした交通事故防止の取り組みとして、14日まで連続して早朝街頭指導を行う。1日から道路交通法改正により、全ての自転車利用者に対して乗車用ヘルメットの着用努力義務が課されたことについても、自転車通学の生徒を中心に周知を進めていく。