熊野市と御浜、紀宝町の16小学校で17日、それぞれ卒業式が行われ、卒業生たちが誇らしげに巣立ちの時を迎えた。
この日、卒業式があったのは熊野市の新鹿、木本、井戸、有馬、金山、五郷、飛鳥、入鹿小学校。御浜町の御浜、神志山、阿田和小学校、紀宝町の成川、井田、鵜殿、神内、相野谷小学校。
熊野市木本小学校（川﨑奈保美校長）では在校生や教員、保護者の拍手に迎えられ卒業生が入場した。国歌、校歌斉唱に続き川﨑校長が卒業生７人に卒業証書を授与した。
川﨑校長は「この卒業証書は学校での頑張りを証明するもの。今日まで皆さんを暖かく見守り応援してくれたすべての人の期待が込められたものです」と卒業生たちにお祝いの言葉。コロナ禍によって窮屈な３年間を過ごした卒業生たちに「コロナが収束に向かおうとしています。長く苦しいこの時を乗り越えた今、ピンチをチャンスに変える機会と社会が大きく変わるはずです。激動の時代をたくましく、しなやかに生き抜いてください。学校で学んだことを大切に、自信を持ってそれぞれの道に進んでください。多くの感謝の気持を胸に新たな一歩を踏み出して」とエールを送った。
各小学校では、卒業生たちがこれまでの学校生活を惜しむよう。校長先生から卒業証書を受け取り、立派に成長した姿を見せていた。在校生たちも式を彩る花や飾りを用意するなど、先輩たちの晴れの日を祝福していた。
なお、各卒業式会場では学校規模に応じた新型コロナウイルス感染症対応が図られた。
