コロナの苦難乗り越え 大きく成長した姿 熊野市南郡8中学校で卒業式

 熊野市・南牟婁郡の8中学校で7日、それぞれ卒業式が挙行された。コロナ禍により入学から3年間、さまざまな制限が設けられた中でも、友情を育み中学校生活を送ってきた生徒たちが慣れ親しんだ学び舎を巣立った。

 この日、卒業式があったのは熊野市の木本、有馬、飛鳥、新鹿、入鹿中学校、御浜町の御浜中学校、紀宝町の矢渕、相野谷中学校の計8校。各卒業式会場では学校規模に応じた新型コロナウイルス感染症対策が講じられた。

 卒業生たちは後輩や保護者、お世話になった先生たちに見守られる中、卒業証書を手に堂々とした姿。コロナ禍で本来あったはずの活動が制限された中でも、工夫をこらし、共に苦難の3年間を乗り越え、大きく成長した子どもたちの姿に、保護者らも目頭を熱くしていた。

 なお、御浜町の阿田和中学校は11日、尾呂志学園は12日に卒業式を予定している。

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