色々な自分と向き合って 阿田和中学校区 児童生徒が人権フォーラム

 2022年阿田和中学校区人権フォーラムが2日、御浜町立阿田和中学校で開かれた。同中の全校生徒76人と阿田和小6年生児童21人が講話やグループワークを通じ「自分」について考え、自己理解を深めた。

 人権への理解を深める機会を設けるとともに、春に中学生になる6年生に中学生と交流してもらい、学校の雰囲気になれてもらおうと実施。昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止で中止しており、2年ぶりの開催となった。はじめに阿田和小こども会の大川絵玲奈会長が「人権をしっかり感じていきたい」と挨拶した。

 講師は阿田和中スクールカウンセラーの松本将平さんが務めた。子どもたちの多くが視聴している人気アニメ「SPY×FAMILY」の登場人物の人間関係を例に、人にはだれしも裏表の顔や葛藤などがあることを分かりやすく説明した。

 松本さんは自分の中には、好きな自分、楽しい自分、前向きな自分、黒い自分など、色々な自分がいて、それぞれ影響しあっていることを話した。それは友だちや家族も同じで「色々な自分を見つけ、認めることが大事。どんな自分も自分の一人。色々な自分と向き合って。自分の良い面がわからなければ、仲間の力を借りて」と呼びかけた。

 この後、児童生徒は17グループに分かれ、自分だけが知っている自分のことをそれぞれ自己紹介。お互いのことを知り合いながら交流した。

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