熊野の温暖な気候を生かし、「シーズンの締めくくりは熊野で」を合言葉に高校野球の練習試合を行う「くまのベースボールフェスタ練習試合in熊野2022」が26、27両日、熊野市有馬町のくまのスタジアムなど熊野市と尾鷲市、新宮市の5会場で行われ、参加15校の選手たちが「鍛錬の冬」を前に実力をはかりあった。
コロナ対策を徹底して実施。今回は尾鷲、近大高専、津田学園、近大新宮、弘前東(青森)、鶴岡東(山形)、健大高崎(群馬)、昌平(埼玉)、関東一(東京)、敦賀気比(福井)、大府(愛知)、岐阜城北(岐阜)、京都国際(京都)、創志学園(岡山)、昴学園(三重)の15校が参加。2日間にわたって各会場3校総当りの練習試合に励んだ。なお、少数精鋭の木本高校はケガなどの影響で参加を見送った。
来春の選抜出場が有力視されている健大高崎と敦賀気比の一戦など、実力校同士が高レベルの熱戦を展開。和歌山県大会準優勝の近大新宮や地元東紀州の尾鷲高校も強豪相手に経験を積んだ。
鈴鹿市から訪れた50代の高校野球ファンは「どの試合も見逃したくないゲームばかりで、観戦スケジュールの管理が大変でした」と笑顔。井戸町の40代男性は「高校生たちがキビキビとして観ていて気持ちいい」と話した。
大崎順敬事務局長は「今回の結果を冬季練習につなげてもらえれば」と、各チームの活躍に期待を寄せていた。