最高裁判所長官表彰に輝く 丸林克彦さん(尾鷲)に栄誉 民事・調停委員として尽力

 尾鷲市野地町、丸林税理士事務所の丸林克彦さんが民事調停委員及び家事調停委員に対する最高裁判所長官表彰に輝いた。

 同表彰は民事調停委員又は家事調停委員として長年職務に精励し、調停制度のために特に顕著な功績のあった人に贈られる。今年は調停制度100周年の節目となり、全国で120人、三重県内では丸林さんを含め4人が栄誉を受けた。

 丸林さんは平成15年4月から民事調停委員、同19年4月から家事調停委員として尽力。熊野調停協会の理事長も務めるなど、調停制度の発展に大きく貢献している。

 表彰状は戸倉三郎最高裁判所長官の銘入りで多年にわたる丸林さんの功績をたたえている。戸倉長官からはこれまでの活動への感謝のメッセージも添えられている。

 丸林さんは「突然のことだったので驚きました。年数が長いというのもありますが、裁判所の職員の方々のご協力や、これまで調停委員をやっている方々がおられたからいただけたものです」と感謝していた。

 調停制度は身近なトラブルを話し合いで解決する制度。1922年10月の借地借家調停法から始まり、1939年に人事調停法施行により家事調停が始まった。

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