子どもたちの笑顔満開 紀宝わくわくフェスティバル 体験、展示ステージ大盛況

 紀宝町の鵜殿港で23日、「紀宝わくわくフェスティバル」と「熊・YOU・遊フェスティバル」が同時開催。体験、展示コーナーではたくさんのブースが来場者を歓迎。ステージイベントも大盛り上がりを見せた。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、町最大のイベント「紀宝みなとフェスティバル」が3連続けて中止に。そこで、子どもたちの思い出作りになるイベントができないかと実行委員会に提案し、満場一致で承認。みなとフェスの代替イベントとして実施された。

 会場は釣り堀、アマゴつかみ取り、ゲーム・体験コーナー、自衛隊や白バイなどの車両展示、物産販売など盛りだくさんのブースが設置された。ミニステージでは▽矢渕中学校吹奏楽部▽猿回しショー▽紀宝スポーツクラブのストリートダンス▽ほたる夢太鼓▽PHAT DANCE STUDIO▽熊野水軍子供太鼓―が登場。発表の場が減っている状況を振り払うかのような活気あふれる演目を披露した。矢渕中吹奏楽部の3年生はこのステージが引退演奏の場となり、コロナ禍ながら一生懸命に練習してきた集大成を見せた。

 実行委員長の西田健町長は、3年ぶりの大型イベント開催にあたって尽力したたくさんの関係者に感謝を示し、「予想を上回る人に来ていただいた」と話した。

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