紀南地区人権啓発推進協議会（会長・河上敢二熊野市長）による人権ポスター展が21日から、熊野市文化交流センターで始まった。「みんなで守ろう人権」などのメッセージが入った、子どもたちの心温まる絵や風刺の効いたポスターが大切なことを訴えかけている。
12月４日からの人権週間にちなみ、人権尊重意識の高揚を目的として３市町の小中学生が描いた人権に関するポスターを順次展示していくもの。今年は熊野市、御浜町、紀宝町の小中学生から合計２９３点の応募があった。
熊野市会場では３市町の入選作品12点と市内の小中学生が描いた１１４点を展示。いじめや差別の撲滅、個性の尊重など、子どもたちの感性から人権や命の大切さを訴える心温まる作品がズラリと並んでいる。
熊野市での展示は28日（金）までで、御浜町と紀宝町でも順次開催する。以降の展示日程と入選者は次の通り。
▼11月１日（火）～６日（日）＝御浜町中央公民館。入選作品12点と町内の小中学生の応募作品１２５点を展示。
▼12月５日（月）～11日（日）＝紀宝町生涯学習センターまなびの郷。入選作品12点と町内の小中学生の応募作品42点を展示。
【人権ポスター入選】
▼熊野市＝高垣黎己（木本中２年）、福田大貴（飛鳥中３年）、岸畑結衣（木本小５年）、上西隆磨（有馬小５年）
▼御浜町＝船橋ろこ（御浜中２年）、畠山弥生（阿田和中２年）、宇井こはる（阿田和中１年）、舛屋海翔（神志山小６年）、屋敷颯希（神志山小２年）
▼紀宝町＝小鷺瑠愛（矢渕中１年）、南聖菜（矢渕中１年）、根本真結（鵜殿小３年）
