26日の週から個別接種 熊野市 オミクロン対応ワクチン

 熊野市は新型コロナウイルスワクチンに関し、今月26日の週の個別接種からオミクロン株対応ワクチンに切り替える方針を示した。10月には集団接種できるよう準備を進める。15日、市議会一般質問で大橋秀行議員の質疑応答で明らかになった。

 市によると、オミクロン株対応ワクチンはオミクロン株と従来株に対応したワクチン。今月14日に国のワクチン分科会で予防接種法上の臨時接種に位置づけることが了承された。

 同日の国からの通知では、2~4回目のワクチン最終接種日から少なくとも5ヵ月空けての接種が示されている。対象者はまずは重症化リスクが高い等の理由で現在の4回目接種対象であるものの、まだ4回目を接種していない人。

 その後、4回目接種の一定の完了が見込まれた市町村では、配送されるワクチンの範囲内で社会機能を維持するために必要な事業従事者などの内、1、2回目接種が終了した人に接種を移行する。1、2回目接種を終了した12歳以上の全ての人への接種を想定している。

 また、接種開始時期は今月19日の週から市町村へ配送された後、速やかに接種を進めることになっている。新型コロナ感染症が毎年年末年始に流行していることを踏まえ、令和4年中に全接種対応者がオミクロン株対応ワクチンの接種を受けられるよう準備を進める考えが示された。

 熊野市では現時点で国の方針に基づき、紀南医師会と情報共有し接種体制を相談している。吉田裕栄健康・長寿課長によると今月26日の個別接種からオミクロン株対応ワクチンに切り替え、10月には集団接種の実施を目指している。吉田課長は「今後も対象となる方への接種案内やホームページ等により情報提供していくとともに、希望する方が速やかに接種できる体制の準備を進めてまいります」と述べた。

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