国土交通省中部地方整備局紀勢国道事務所は26日、熊野市有馬町の熊野維持出張所で「道路愛護団体国土交通大臣感謝状授与式」及び「日本道路協会道路功労者表彰伝達式」を実施。御浜町阿田和地区の国道42号沿線花壇の管理を行っている「浜街道おもう会」(畑中美智子代表)に感謝状と表彰状が手渡された。
浜街道おもう会は平成16年から御浜町阿田和地区の国道42号沿線花壇で、年2回の花植えや年間を通じた水やり、除草、清掃などを継続して実施。美しい道路空間の創出に大きく貢献していることが評価された。大臣表彰は国道の清掃や沿道花壇の植栽・管理などのボランティア活動を継続して行い、道路愛護に功績があった個人や団体を表彰するもの。一方の功労者表彰は道路整備事業の推進や道路愛護、防災活動等に貢献し、功績が顕著な団体または個人を表彰している。
表彰式には同会の山田節子、峯智美、下川順子さんが出席。同事務所の藤山一夫所長が感謝状を贈呈し、御浜町大畑覚町長が表彰状を伝達した。
藤山所長は「『浜街道おもう会』の皆様には、20年近くにわたって春・秋の年2回、阿田和地内の国道42号花壇の花植え、また1年を通じて花の水やり花壇の除草作業を熱心に行っていただき、42号利用者に美しい道路空間と旅の楽しみを与えられていることに大変感謝しています。皆さんのご尽力で道路が美しく保たれ、観光や仕事でこの地域を訪れた人たちの思い出となるばかりか、道路利用者のマナー向上にも貢献されている。コロナ禍でも変わらず活動を継続していただいていることにも重ねて御礼を申し上げます」と感謝の言葉。大畑町長も「日々の活動を拝見させていただいており、1年1年の積み重ねが表彰に結びついたと思います。表彰を励みとして今後ともご尽力を」と祝福した。
出席した3人は「現在は会員数が一桁となってしまい、水やりを交代で行うなど何とか続けている状況で、新たな加入を期待したいところ。ご協力を頂きながら、今後も続けていきます」と喜びを語った。