御浜町社会福祉協議会の展開するデイサービスでは本年度から、初となる外国人スタッフの登用をスタート。4月から大前・エロイサクルズさん(フィリピン・カビテ州出身)、5月からコルテス・ディバイナ・グラシャ・ティラーさん(フィリピン・リサール州出身)が利用者らと触れ合っている。
前職が介護関係だった大前さんが社協の喜田さつきさんに相談、その後、大前さんが知人のコルテスさんにも紹介し、2人は勤務することになった。大前さんは週1回、コルテスさんは常勤で日々、利用者の世話をしたり、一緒に遊んだりして楽しい時間を過ごしている。
大前さんは数十年以上、コルテスさんは5年日本で暮らしている。2人はフィリピン出身者のネットワークで知り合い、現在は一緒に暮らしているという。日本の印象について、大前さんは「フィリピンは雨が降っていることがほとんど。日本は夏でもカラッとしていて涼しい。生活も静かで過ごしやすい」。また、食生活について、コルテスさんは「お刺身が大好きです」と語る。
定期的に帰国してフィリピンの家族と交流しているという2人。「地元を離れて外国で暮らしていますが、毎日楽しく過ごしています。お年寄りのみなさんも自分たちを家族のように接してくれます。日本が大好きです」と笑った。