熊野市の新鹿海水浴場と大泊海水浴場の海開きが3日に行われた。両海水浴場とも昨年と同様、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、主催者だけで安全祈願祭を営み、海の安全とコロナ終息を祈願した。
新鹿では午前9時から徳司神社で神事が行われた。新鹿観光協会の堀後伸司会長はじめ役員、新鹿区の喜田裕一郎区長ら9人が参列。松本欣士宮司が神事を執り行い、その後、海岸で清め祓いの儀式で海の安全を祈った。
堀後会長は「新鹿海岸は日本の渚百選に選ばれており、水質も最高ランクを毎年頂戴し、毎年たくさんのお客様においでいただいております。新型コロナ対策に十分注意し、協会員一丸となって努めてまいります」と挨拶した。
一方、大泊では芝神社で安全祈願祭を実施。大泊区の若山卓也区長はじめ役員や神社総代ら7人が出席。松本宮司による祝詞奏上や参列者の玉串奉奠など神事が執り行われた。その後、松本宮司と若山区長が海岸で清め祓いの儀式を行った。
この日はあいにくの空模様となったが、海開き直後の新鹿海岸では奈良県から訪れた30代~40代の4家族が早速海水浴。「この海岸へ来るのは2回目ですが、本当にきれい」と新鹿の海を満喫していた。