多年にわたり警察業務に協力している熊野市井戸町松原の西保さん(90)が1日、佐野朋毅県警本部長から感謝状を受けた。同日、熊野署で伝達式があり、西脇春樹署長から西さんに感謝状が手渡された。
西さんは第三銀行を退職後、地域の交通安全や青少年健全育成などに尽力。平成4年から熊野地区交通安全協会の井戸支部副部長、同14年から現在まで同支部長として活動している。
毎月1の付く日には街頭で通学する子どもたちの見守り活動に取り組み、春、夏、秋、年末の交通安全運動にも欠かさず参加。熊野市の交通安全運動に貢献している。
また、平成19年から同29年までは井戸町防犯パトロール隊の隊長として、積極的に地域の防犯活動を推進。警察業務への協力が多大であり、平成22年度に続き、2度目の本部長感謝状となった。
今年度は西さんを含め県下で4人が表彰の栄誉に浴した。1日に県警本部で表彰式があったが、西さんは希望により熊野署で伝達を受けた。
感謝状を手に西さんは「感無量。会の皆さんが一生懸命協力して頂いており、ありがたい。子どもたちの見守り活動は30年ぐらい続けており、子どもたちの元気な挨拶にパワーをもらっています」と目を細めた。
西脇署長も「県下18署で4名だけの本部長表彰です。2度目の受賞はすごいこと。私もこの場に立ち会え光栄です。西さんらの活動は本当にありがたいです」と話していた。