テレビなどでお馴染みのサイエンスプロデューサー・米村でんじろうさんを招いての「米村でんじろう おもしろサイエンスショー」が25日、熊野市民会館で開かれた。親子連れらが楽しい実験を通じて科学への興味を深めた。
熊野市と市文化事業推進委員会(林伸行会長)が市民会館開館50周年記念事業として実施。でんじろうさんが熊野市で公演するのは2006年3月以来。会場には約360人が来場した。
でんじろうさんは数ある科学実験の中から、代名詞とも言える「空気砲」やペーパーブーメラン、ロケット風船、熱気球など、多彩な科学の不思議を楽しく実演。液体窒素を使ったペットボトルロケットや水蒸気の実験も行われ、訪れた家族連れらを驚かせた。
実験結果を予想するクイズもあり、会場一体となったステージで大いに盛り上がった。最後はでんじろうさんやスタッフに客席からお礼の大拍手が送られた。でんじろうさんは空気砲やペーパーブーメラン、熱気球などは身近な素材で作れることを話し「自分で作って遊ぶと発見があります。ぜひ、みんなも試してみて」と呼びかけていた。
御浜町から訪れた児童は「実験がすごかった。僕も勉強すれば、でんじろう先生みたいなことができるかな。理科の授業が好きになったよ」と満面の笑顔で話していた。