18日間の戦い始まる 参議院議員選挙 三重は4人が立候補

 第26回参議院議員選挙が22日に公示され、三重県選挙区では届け出順(午前11時現在)にいずれも新人で看護師の堀江珠恵氏(47歳、愛知県岩倉市、参政党)、元県議で無所属の芳野正英氏(47歳、四日市市出身)、政治団体代表の門田節代氏(54歳、伊賀市、NHK党)、前県議で自民党の山本佐知子氏(54歳、桑名市)の4氏が立候補した。7月10日(日)の投開票に向け、18日間の選挙戦がスタートした。

 初日は各陣営ともに届け出を済ませ、出陣式や街頭演説で第一声を放った。

 堀江氏は愛知県大口町出身。令和2年4月から小牧市の障害者福祉施設で看護師を務めている。昨年6月に参政党に入党。「既存政党のやり方では経済が悪くなる。根本的に変えたい。利権などのためでなく国民のために働く政治家になりたい」と訴える。子育てや教育施策の推進、食を通じた健康増進などへの考えも示している。

 芳野氏は立憲民主党、国民民主党から推薦を受け、現職・芝博一氏の実質的な後継。政治団体「三重ノチカラ」代表を務める。「共生」をキーワードに持続可能な社会構造への転換や支え合いの社会を訴える。立民県連では物価高対策、教育無償化、着実な安全保障。国民県連は安全保障や物価高対策を大きな争点に選挙戦を戦う。

 門田氏は銀行などで勤務経験があり、NHK党から令和元年の参院選と昨年の伊賀市議、衆院選愛知1区に出馬し落選。今回もNHK党公認で再挑戦する。「拉致被害者の奪還や領土問題など解決したい問題はあるが、一番実現したいのはNHKのスクランブル放送化」とし、女系天皇や女性宮家創設への反対の考えも示している。

 山本氏は公明党から推薦を受けている。政治の安定無くして日本の繁栄はなしとし「決断と実行。暮らしを守る」「地域の声を国の活力に」をスローガンに選挙戦を戦う。県議として培った地域密着型の女性政治家として、女性視点で、安心して生活できる環境整備や誰もが将来に希望を持ち挑戦できる社会実現の施策を訴える。

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