春の全国交通安全運動(6日から15日)期間中の10日、熊野警察署などは熊野市木本小学校を「横断歩道〝ハンドサイン〟キャンペーン推進モデル校」に指定した。
ハンドサインは横断歩道を横断する時に手を挙げるなどし、渡る意思表示をするもの。三重県警ではハンドサインの流れとして①少し手を上げる、運転者に顔を向けるなどして横断する意思表示する②左右など安全を確認してから横断を始める③横断中も周りに気を付ける―を推奨している。
木本小学校には熊野署地域交通課の長野博樹課長や熊野地区交通安全協会の岩本崇会長らが訪問。指定式は校長室で行われ、木本小学校からは川﨑奈保美校長や6年生6人が出席した。
長野地域交通課長が児童に指定書やハンドサインを周知するポスターを手渡した。署員からは「恥ずかしいかもしれないけど、6年生が1~5年生のお手本になって。子どもが手を上げて横断してくれると、大人も手を上げて横断してくれる。ハンドサインが当たり前になって地域の交通安全意識が高まることを願っています」と呼びかけた。
6年生の児童たちは「ちゃんとハンドサインをして横断歩道をわたりたいと思いました」と話していた。この日は木本小前の横断歩道で登校する児童らにハンドサインの指導も行われた。