令和3年度消防功労者消防庁長官表彰がこのほど発表され、熊野市消防団・新鹿分団の竹内誠一分団長(51)、同有馬分団の室谷松悟副分団長(60)、熊野市消防本部の德山誠一消防司令(57)が永年勤続功労章を受章。18日、熊野市役所庁議室で伝達式が行われ、河上敢二市長から章記と勲章が手渡された。
伝達式には竹内、德山さんと湊健消防長、熊野市消防団の橋本智英団長が出席。章記と勲章を手渡した河上市長は「消防団は奉仕の精神が無いと続かないし、消防職員も『市民のために』という強い思いが無いと活動はできない。思いを込めての活動に対して心から感謝します。こうした表彰が後に続く人への励みになれば」と感謝した。
竹内分団長は波田須の山火事や新鹿の民家火災などを回顧し「様々な活動を振り返ると、地域の皆さんと共に『自分たちの町は自分たちで守る』という気持ちで取り組んできたなという思いです」などと回顧。德山さんは印象に残っている活動として紀伊半島大水害を挙げ「大きな災害では人間は非力であるということを痛感しました」と振り返った。
なお、この日は昨年12月19日に病気療養中のところ亡くなった、熊野市五郷町の故・阿津敏さん方を訪問。功績を称え、死亡叙勲として瑞宝単光章が伝達された。