熊野市と御浜、紀宝町の16小学校で18日、それぞれ卒業式が行われ、卒業生たちが誇らしげに巣立ちの時を迎えた。
この日、卒業式があったのは熊野市の新鹿、木本、井戸、有馬、金山、五郷、飛鳥、入鹿小学校。御浜町の御浜、神志山、阿田和小学校、紀宝町の成川、井田、鵜殿、神内、相野谷小学校。
熊野市木本小学校(川﨑奈保美校長)では在校生や教員、保護者の拍手に迎えられ卒業生が入場した。国歌、校歌斉唱に続き川﨑校長が卒業生10人に卒業証書を授与した。
川﨑校長は式辞でコロナ禍によって窮屈な2年間を過ごした卒業生たちに「桜梅桃李」の言葉を贈り「桜、梅、桃、すももの花は寒い冬を耐え、春には大変美しい花を咲かせます。皆さんはまさしく桜梅桃李です。一人ひとりが違って、それぞれの思いや考えを持っています。自分に自信を持ってください。この学校で6年間、色んなことを頑張ってきました。自信をもってそれぞれの道に進んでください」とエールを送った。
各小学校では、卒業生たちがこれまでの学校生活を惜しむよう。校長先生から卒業証書を受け取り、立派に成長した姿を見せていた。在校生たちも式を彩る花や飾りを用意するなど、先輩たちの晴れの日を祝福していた。
なお、各卒業式会場では新型コロナウイルス感染拡大防止のため、マスク着用やアルコール消毒液設置など、各学校規模によってそれぞれ対応が図られた。