熊野ロータリークラブ(野地俊行会長)と熊野ライオンズクラブ(大石基夫会長)は10日、熊野市と御浜町、紀宝町、上北山村、下北山村へそれぞれ交通安全グッズを贈呈した。
熊野ロータリークラブは昭和50年から毎年、小学校の新入学児童にランドセルカバーを寄贈しており、今回も280枚をプレゼント。熊野ライオンズクラブも同53年から保育所、幼稚園の全幼児に交通安全用品などの贈呈を続け、今年は交通安全用品(交通安全自由帳・反射材)を230セット贈った。
寄贈式は熊野市役所で行われ、野地会長と大石会長、各市町村を代表して熊野市の倉本勝也教育長と熊野市福祉事務所の佐野恵史所長補佐が出席。熊野市交通安全都市推進協議会長である河上敢二市長が「長年にわたって寄贈頂き、御礼申し上げます。子ども達は地域社会にとっての宝物であり、頂いた物品が子どもたちの交通安全に大きく貢献するものと思っており、子どもたちを交通事故から守るために、連携協力していただきながらしっかりと取り組んでまいりたい」と謝辞。両クラブを代表し大石会長が「大事な子どもたちが楽しく通園・通学して楽しく過ごし、将来また熊野で生活してもらえるようになることに少しでもお役に立てれば」と述べた。
続いて、野地会長が倉本教育長へ、大石会長が佐野所長補佐へそれぞれ目録を贈呈。倉本勝也市教育長が「ここ数年間の交通死亡事故状況は、未就学児、小学生ともに歩行中が多くを占めている。未就学児は約6割、小学生は5割を占めており、大人が気をつけるのはもちろん、子どもに対しても指導を行っていかなければならない。両クラブにおかれましては、我々の命を守る取り組みに、引き続きご協力を」と謝辞を述べた。