開花時期のドライブに 県道52号沿いポイント網羅 赤倉水産 クマノザクラマップ作製

 熊野市育生町赤倉の赤倉水産(中平孝之社長)はこのほど、熊野市金山町から育生町へと続く県道52号線沿いのクマノザクラを調査。1枚のマップにまとめた。

 中平社長によると、県道52号線沿いは県立熊野少年自然の家から育生町にかけて、クマノザクラの群生地が確認されるなど数多くのクマノザクラが見られるドライブコース。道幅が狭く、カーブが続くが、道路沿いには数多くのクマノザクラが確認できているという。

 マップでは車を降りて見やすいポイントとして8ヵ所、道路沿いに咲きクマノザクラと確認できた31ヵ所を桜マークで表記。広範囲で標高差があるため開花時期がずれ、例年3月初め頃から3月の終わり頃まで順次咲くクマノザクラが楽しめるという。また、大丹倉や長尾山、雨滝などの絶景スポットも合わせて紹介している。

 マップは2000部を作成し、熊野市観光協会や道の駅などの観光関連施設で配布を予定。中平社長は「赤倉はクマノザクラの分布域に位置しているため、多くのクマノザクラが自生していることに気づき、クマノザクラの発見者で名付け親でもある森林総合研究所の勝木俊雄博士のお力を借りながら鑑定していただきました。マップには認定を頂いたものを紹介していますので、開花時期にはぜひドライブがてらクマノザクラ鑑賞をお楽しみください」と呼びかけている。

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