三重県はこのほど株式会社ポケモン(東京都港区、石原恒和代表取締役社長)と包括連携協定を締結。人気ゲーム「ポケットモンスター」に登場するポケモンのミジュマルが「みえ応援ポケモン」に就任した。17日からはミジュマルがラッピングされた電車「ミジュマルトレイン」が、近鉄伊勢中川駅と賢島駅の間を中心に運行する。
株式会社ポケモンでは、平成30年4月以降、地域ごとに「推しポケモン」を選定。各地の魅力と1匹1匹のポケモンの魅力を国内外に同時に発信することにより、両者のファンを増やすことを目的にしている。
今回、「ポケモンローカルActs」の取組を活用し、三重県の活性化に連携協力して取り組むことを目的にした包括連携協定を締結。協定内容は▽三重県のブランド力向上に関すること▽観光誘客に関すること▽県産品の振興に関すること▽公共交通機関の利用促進に関すること▽児童・青少年の育成・教育や子育て支援に関すること▽川や海などの水環境の保全に関すること▽地域活性化に関すること―など。期間は令和3年12月21日から令和8年3月31日まで。三重県ではミジュマルが「みえ応援ポケモン」として、様々な取り組みを通じて盛り上げていく。
主な取り組みとしては、17日からミジュマルがデザインされたラッピング電車が近鉄伊勢中川駅と賢島駅との間を当面運行。近鉄鳥羽駅をミジュマルデザインに装飾する。
また、伊勢茶、県産米「結びの神」、かたやき、おぼろタオル、松阪木綿、伊勢木綿、尾鷲ひのきといった県産品とミジュマルのコラボ商品販売を予定。2月以降順次、ポケモンがデザインされたマンホール蓋「ポケふた」が県内市町に寄贈される予定。「ポケふた」は寄贈先の市町独自のイラストが描かれ、スマートフォン向けアプリ「Pokemon GO」のポケストップにもなるという。