一年の最後に大笑い 熊野市 吉本新喜劇に抱腹絶倒

 熊野市と市文化支援委員会(林伸行会長)は19日、市民会館で令和3年度熊野市文化事業「吉本新喜劇」を開いた。午後1時と同4時からの2回公演で、いずれも満員御礼。館内は約1500人の笑い声で溢れた。

 土曜お昼の番組として愛される吉本新喜劇。熊野市では平成29年度以来の開催となり、チケットは完売。入場券を手にした老若男女が今か今かとこの日を待った。

 今回の新喜劇は酒井藍と、すっちーの二人の人気座長が揃って出演。おなじみのメンバー12人が「すち子の、ヒミツのタンス」のストーリーを繰り広げた。

 タンスの中身をめぐるドタバタ劇に観客は抱腹絶倒。「マブリカ」や「サンマ寿司」「めはり寿司」など熊野市のキーワードや、市民会館に掲示されてある熊野市民憲章を取り入れたアドリブも続出。酒井藍が「熊野市ええとこやねー」と言うたびに客席から拍手が沸き起こった。

 御浜町から訪れ、最前列に座った主婦は「若い頃大阪に住んでいたので、吉本新喜劇が日常でした。目の前で観られて、懐かしく、一年の最後に大笑いさせてもらいました」と大満足していた。

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